154 子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの
これまでの人生とこれからの人生を深く考えさせられてしまいます。
誰もが必ず経験する未知の世界・・・「老い」。
でもほとんどの人が備えをもたない「老い」。
備えないのはまだまだ不要と思っているからでしょうか。
しかたがないとあきらめているからでしょうか。
老いと共に少なからずついてくる「呆け」。
さらに多くの人に迷惑をかける可能性のある認知症。
2025年には700万人の認知症患者がいるだろうと言われます。
(そのときの高齢者人口は3500万人と推計されています)
誰もが恐怖心を持ちながら何をやったらよいのかわからないのが現実ですね。
しかし認知症の1/3は予防可能といううれしい説があります。
認知症はまず以下の生活習慣(病)を少しでも改善することをしつつ、
・高血圧 ・肥満 ・2型糖尿病 ・喫煙 ・鬱 ・運動不足 ・社会的孤立
・中年期の聴力低下 ・中等教育の未修了者
以下の7つの習慣が予防に効果的といわれています。
1適切な有酸素運動 筋トレ 2料理 3歯磨き(歯を大切にする)
4音楽 5絵を描く 6脳トレ 7よい睡眠
筋肉と脳は常に連絡を取り合っているため筋トレは脳の情報伝達能力を向上するようです。
そして有酸素運動は血流を促進させます。
音楽、料理、脳トレは楽しみながら常に新しい情報に触れるためとても効果的です。
咀嚼運動は脳によい刺激を与えます。
適切な入れ歯を作った結果認知症が改善された実例はたくさんあります。
脳には不純物が溜まりやすくこれを除去するのがよい睡眠です。
血流促進は健康の基本ですが認知症にも効果的です。
日本ビーエフのエイジブロッカーは血流促進に欠かせない3つの物質で構成されています。
7つの習慣とともにぜひお試しください
153 私も苦しんだ
物事、そう簡単に成し遂げられるわけありませんね。
しかし「エッそんな簡単なら」とつい乗ってしまいがちなプロの販促テクニック。
インターネットの使用で 以前にも増して横行しています。
エモーショナルマーケティングとはこんな順序で行われます。
- お客様の悩みを知る。
- このままほおって置くとますます状況が悪くなっていくと不安を煽る。
- 最近はここで、「実は自分も過去同じことで悩み、苦しんでいた」のフレーズが入ります。この人ならわかってくれると急に親近感がわき、信憑性も生まれてきます。
- こんなつらい悩みもこれを使用すれば(この手法を実施すれば)短期間で解決できます。と援助の手を差し伸べ、商品や手法のセールスをはじめます。
- 「しかし限定です」と誰もが買えるわけではないことを伝え、手に入らないことを残念がらせ何とかして手に入らないかと思わせる。あるいは販売期間を設定して急がせる。
かつては、「つらい癌が治った」などといって健康食品業界にも横行していました。
人の身体に直接影響を与えますから国も薬事法という法律で排除に乗り出しました。
現在は「悩み」の代わりに希望や夢などが対象になったりします。
ここには国の規制が入りにくいようです。
英会話熱も格好のターゲットです。
「もうあの辛い暗記や難解な文法も要りません」
ちょっと考えるとそんなわけないことは誰にでもわかることですね。
・高血圧は毎日たったこれだけで改善
・ゴルフは○○するだけで上達
・ギターの上達にお悩みの方へ
・何をしても治らなかった腰痛がみるみるうちに
企業が行っていたマーケティングを個人がネット上で行っているのでたちが悪いですね。
新しいことを習熟するためには集中した10,000時間のトレーニングが必要と言われます。
一日5時間のトレーニングでも5年半必要になります。
先の目標に向かって毎日励むことは生活にハリが出て若返りにもなります。
目の前のハードルを越えるよりつい近道で楽にゴールに行きたくなってしまうのが人の常です。
でも「そんなわきゃないだろう」とすべての広告は疑ってみることが必要かもしれませんね。
152 そんなにたくさん?
他の科からはこの薬も摂るように言われているんですが、一緒に摂って問題ありませんか?
分厚い文献を見てドクターは・・・、「大丈夫でしょう。」
私達は信じるしかありませんね。
薬を4剤以上飲み続けている患者は医学の知識が及ばない危険な状態にある。
これはドクターズルール425 医師の心得集にある言葉。
「あらっ、私は?」と思っている方も多いのではないでしょうか
老年専門医のマーク・ビアーズ博士の「ビーアースリスト」というものがあります。
これは「併用すると不適切な薬」のリストです。
高齢者が併用しやすい薬、降圧剤や睡眠薬、抗不安薬も挙がっています。
日本は特に抗不安薬の処方がダントツに多い。
転倒やせん妄のリスクが高いのに一般的なためいまだに投与されています。
それぞれの薬は国の厳しい規定で管理されています。
しかし2種類が掛け合わされ、3種類、4種類になるとその結果は理解の範囲を超えます。
そこに各個人の体質が加わると「医学の知識が及ばない危険な状態」は明らかですね。
病院の収入は診療報酬と国からの研究費の獲得。
良い人材を獲得し、良い研究を続け、良い治療をするには多くの資金が必要になります。
日本には医療にかかるお金が点数制で決まる診療報酬制度というものがあります。
科によって点数の分配が異なり、内科、外科の治療は高得点となり収益アップに繋がります。
「血圧は90+年齢で大丈夫」と言うドクターと「120台」と言うドクターがいます。
この違いは、その後の責任を誰が負うかというもの。
降圧剤を摂れば当面の高血圧による発症リスク、例えば心筋梗塞などは下げることができます。
しかし薬を摂りつづけたあとの将来にも例えばせん妄などリスクはあります。
でもそれはドクターの責任でもないので処方して近々のリスクを減らしたほうが賢明ですね。
ネットの氾濫でドクターよりも患者のほうが調べつくし詳しいことさえあります。
大切なのは調べつくしたあとの日常の過ごし方です。
免疫力を高める努力をし、自ら健康生活を送っていくことが大切ですね。
151 この歳にもかかわらず
ビートたけし氏が言いました。
「痛いっ というのは大切でサー、からだを制御するためのものなんだ。
もし痛みが無かったらみんな知らないうちに無理して死んじゃうかもしんないよ。」
たしかに痛みは限界を告知してくれるものですね。
「しばらく安静にして回復を待て」 という身体からの正確なメッセージですね。
痛み、恐れ、それを堪える能力を人は成長しながら学んでいきます。
幼児は痛い経験をして、はじめてやらないほうがよいことを覚えていきますね。
怖いけどちょっとやってみた。
でも失敗して痛い目にあってしまった。
その経験を基にまたチャレンジする。
この適度な恐れや痛みの向こう側だけしか上達や成長はないのかもしれません。
痛いにもかかわらず やり遂げたよ。
この「にもかかわらず」という言葉を大切に考えたい。
諏訪中央病院名誉院長で多くの著書を持つ鎌田實先生はTV番組でこうおっしゃいました。
重病だったにもかかわらず健康な毎日を過ごせるようになったんだ。
危険と言われたにもかかわらずやり通したよ。
親戚中にやめろといわれたにもかかわらず続けたよ。大成功だった。
「これは良くない状況を好転したときに使える力強い言葉なんだよ。」
この言葉には様々な恐怖を克服した努力のあとが見て取れますね。
「年齢というのは単なる数字に過ぎない。」と言う人がいます。
しかし数字の大小にかかわらず、この数字はとても強い魔力を持ちます。
「どうせ・・・」という自己暗示を潜在能力に刷り込み勝手に限界を作ってしまう魔力です。
60歳になると定年という社会が作り上げた限界説に潜在意識が勝手に応え、活力が失せていくように仕向けられてしまいます。
悪い状況に対しては「にもかかわらず」で立ち向かうと好転しそうですね。
人生100年時代、少しだけ恐れや痛みを伴いながら活力ある毎日を過ごしましょう。
150 次へ
令 和 という新時代を迎えました。
平成の30年間は戦争のない平和な時代でした。
「日本人は平和と水はただで手に入ると考えている。」と他国から揶揄されていました。
島国ゆえの「平和ボケ」「ぬるま湯」とも言われていました。
しかし戦争の脅威を感ずることなく、平和に暮らせたのは先人達の努力や犠牲のおかげ。
感謝を胸に、令和も平和が続くことを願います。
東京大学入学式の上野千鶴子教授のスピーチが話題になっています。
難関を乗り越えて鼻高々で意気揚々として臨んだ新入学生たちに向かって、
「頑張って報われたのは努力の成果ではありません。環境のおかげです」
「励まして、手を持って引き上げてくれたから。」
本人の大変な努力は認めています。
しかし勉強に専念できたのは周りがお膳立てしてくれたおかげ、と言い切りました。
学校や塾の先生の暖かいまなざし、親の収入、専念できる時間・・・、すべては周りの気配り。
ましてや政情不安があったら勉強どころではありませんね。
ひとつのことに集中し技能を高めていけば生きていくことができた平成という時代。
対して令和となったこれからは予測不能な未知の世界。
正解の無い世界となっていきます。
東大というブランドの通用しない世界でも生きていける知恵を身につけて欲しい。
こんな段階で満足せず次のステップに上がれという力強いメッセージが込められていました。
これまで誰も見たことのない智を生み出す智を育くめ、と
高齢社会となり超高齢化に進みつつある日本、多くの人たちが老いに不安を抱いています。
成人病よりも、多大な迷惑をかけるであろう認知症には誰もが大きな脅威を感じています。
日頃何をしておけばよいのか、何をすれば防げるのか、それこそ正解のない世界。
日本ビーエフは認知機能という新しい分野にチャレンジしています。
そんな中、あらためて感じるのは基本となる健康なからだと、健全な精神。
世界のビオストラスと新サプリメントの相乗効果を楽しみにしてください。
149 ミスチルと山口素堂
♪♪ ありふれた時間が愛しく思えたら それは愛の仕業と小さく笑った ♪♪
これはMr.チルドレンのヒット曲「Sign」の一節。
「ありふれた時間」とは大きな買い物をしたとか、旅行に行っているとか、素晴らしい出会いがあったなどの特別なことではありませんね。
いつも何気なく繰り返されている時をさしています。
日常とは違った特別なことをしたときに感じる「幸せ感」は人それぞれいろいろあります。
しかしこれはひとつの「刺激」であり時間とともに減少しやがて消え去ってしまうもの。
「人は欲しいものを手に入れた瞬間からそのものへの興味は半減する」
といわれるマーケティングの鉄則はそれを見事に表現していますね。
人が愛しく思える時間を感じるのは刺激からではなくほんとうに日常の何でもないこと。
些細なことや粗末なもので幸せを感じるには心の奥深さや豊かさが必要ですね。
そしてこれを続けるのは日常の努力が必要です。
目には青葉 山ホトトギス 初鰹
山口素堂のこの句は毎年繰り返される何でもない日常を詠んだ句。
今年も味わうことのできたこの時にただただ作者の満足感のこもった吐息を感じます。
最近ベビーカーにiPadをナビのように固定して散歩しているママを見かけました。
2歳くらいの幼児がベビーカーの中で人差し指で慣れた手つきで操作しています。
この子は画面の中だけに強い興味を持ち、そこから多くの刺激を得ることはできます。
しかし木々の色や風や空気や匂いや雑踏の音を自らの感性で感じとることができません。
日常の当たり前の風景よりも刺激を優先させられています。
「ムシャクシャしてやった」という最近の事件はこんなところで作られている様な気がします。
美味しいものを「おいしいっ」と感じて食べることができ、よく眠れ、よく動ける。
これを「健康」といいます。
こんな些細なことに感謝できるのは人間の特権ではないでしょうか。
AIにはできない 将来も絶対できない最高等技術ではないでしょうか。
148 今日は体調がいいから病院へ行くかっ!
「今日は体調がいいから病院へ行くかっ!」
これはあるラジオ番組の投書。
「ん! ちょっとわかるかも。」と矛盾いっぱいのこのセリフにうなずいてしまう。
病院へ行く目的は処方薬をいただいて安心感を得るため?
全世界の1/6の薬を消費する「薬大国日本」を端的に表現しているセリフですね。
「そんなに強くない副作用ですよ。」そんな言葉に安心しますが、薬は必ず副作用を伴います。
お医者様のバイブル、ドクターズルール425は言っています。
- 医者が診ようが診まいが、ほとんどの外来の病気は治るものである。
- 投薬を中止して患者の状態が悪くなる様な薬はほとんどない。
- 老人のほとんどは、服用している薬を中止すると体調がよくなる。
お医者様は病気を治すプロフェッショナルです。
先進的医療でからだによくない部分を導き出してくれます。
あなたの現在の症状を治癒するための努力をしてくれます。
しかし、健康な生活を提供するプロフェッショナルではありません。
健康で楽しい毎日の手助けをしてくれるわけではありません。
医療先進国のアメリカの医学部ですらわずか27%の大学でしか食事や栄養に関する授業が行われず、しかもその授業時間は年間わずか25時間だそうです。
日本はもっと遅れているようです。
免疫学の世界的権威 故安保徹教授は日本ビーエフ主催の講演会でこう話されました。
「人間の体は精緻なしくみによってしっかりと守られています。運に左右されるようないい加減なものではありません。体の無理、心の無理、などの日々の習慣が病気を作っています。」
健康に関するTV番組が毎日のように放送されていますが結論はいつもこうです。
○ よい睡眠をとる。
○ 過剰なストレスを受けない。
○ 適切な栄養を摂る。
○ 適切な運動をする。
これらを実行しなければどれだけ病院通いをしてもよくなる期待は低いですね。
健康は自分自身で作り出さなくてはなりませんね。
147 からだに良い食べ物、悪い食べ物
おっ、今日もやってるな、健康番組。
コメンテーター本人は不健康そうな顔色からみると実践している様子がなさそうな・・・。
インターネット上ではからだに良い(とされる)物がビジネス第一で発信され続けています。
信じて食べているといつのまにか発売しなくなっていたり・・・。
昨年は身体に良かった物が、実は摂り過ぎるとよくなかった、とか。
からだに良いか悪いかは長期間かけてからだの変化を診て徐々に判断していくべきもの。
きちんとした研究の繰り返しがなければ判別は不可能です。
「正式な研究機関が長年にわたり正しい研究をしたかどうか」を尺度として発表された「健康に良い食物か悪い食物か」の格付けがあります。(米UCLA大学 津川助教授)
「研究データがあるかないか」と単純明快なので「なんか良くなったかな?」といったような感覚的なものはないので明快です。次の5つのグループに分けられています。
グループ1 複数の信頼できる研究で健康に良いと報告されている食品
グループ2 少数の研究でひょっとしたら健康に良い可能性が示唆されている食品。
グループ3 健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品
グループ4 少数の研究でひょっとしたら健康に悪い可能性が示唆されている食品。
グループ5 複数の信頼できる研究で健康に悪いと報告されている食品。
興味のあるグループ分けですが、その結果は、
■グループ1 魚、野菜と果物、茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類
■グループ2 ダークチョコレート、コーヒー、納豆、ヨーグルト、酢、豆乳、お茶
■グループ3 その他多くの食品
■グループ4 マヨネーズ、マーガリン、フルーツジュース
■グループ5 赤い肉(牛肉、豚肉、鶏肉は含まない)、加工肉(ハム・ソーセージ)、
白い炭水化物、バターなどの飽和脂肪酸
グループAに入る健康食品ってご存知でしょうか?
ビオストラスは数多くの研究と科学雑誌で特集された栄養補助食品です。
祖父母から孫まで半世紀以上にわたって実践され結果を出しています。
総合栄養補助食品として疑いなくグループAに入る食品です。
厚い信頼と期待をもって摂り続けてください。
146 亥 年
新年明けましておめでとうございます。
昨年はたいへんお世話になりましてありがとうございました。
本年も皆さまがご健康で活力のある毎日を過ごせますよう、
日本ビーエフスタッフ一同 心よりお祈り申し上げます。
今年は亥年です。
猪と聞くと「猪突猛進」という四文字熟語がすぐ思い浮かびますね。
この言葉のとおり亥年生まれの人は何事にも熱心で一途な性格の持ち主のようです。
まわりくどいことは苦手で いつもストレート。
我慢強く、一度決めたらあきらめず最後までやり遂げます。
どんな些細なことでもやり遂げるというのはとても大事なことですね。
年末から、年始に掛けて通信講座の広告が急に増えるのには笑ってしまいますね。
いかに「今年こそ!」と志を立てる人が多いか推測できますね。
志がなければ始まりませんが大切なのは猪のように最後まで突っ走ることですね。
目標に向かって猛進すること。
そしてさらに人間が猪と違うのは、目的を持てることそしてイメージを広げられること。
何のためにそれをはじめるの? それができるとこんなに素敵なことが待っている。
と、できるようになった自分を想像できることです。それができると継続できるようです。
しかし言うは易し、行うは難しですね。
人の潜在意識は「昨日までの自分と違う新しい自分」にならないようプログラムされています。
どんなに良い行いであっても「昨日と同じ楽な自分」に引き戻そうと潜在意識が頑張ります。
それが3日坊主の正体であり、「現状維持プログラム」と呼ぶ人もいます。
それに打ち勝つのは潜在意識があきらめるまで「継続」すること。
これしかないようです。
猪の肉は万病さえも防ぎ、予防する力もあるとされているため、亥年は「無病息災」の意味もあるようです。
皆様の一年が無病息災で、新しいことをひとつ習得する一年でありますよう心から願います。
145 時空を超えて
「楽しかったねー」
「みんなまったく変わっていなくて、あのときのままね。」
「うん!とっても楽しかった。でも、なんか、次の日の朝、妙に空しいのよね。」
「そうそう、なんか変な気分。また会いたいんだけど、もう行きたくないような」
-------これは数十年ぶりの小学校のクラス会後のセリフ。
数十年ぶりのクラス会や同期会などに出席した経験はありますでしょうか。
会が終わった後に楽しさと同じくらいの虚無感を感じたことはありませんか?
この感情は一体何なのでしょうか。
吉田拓郎氏の歌で ♪祭りの後の寂しさがいやでもやって来るのなら~♪といった歌い出だしの曲がありますが、このような楽しく騒いだ後にやってくる寂しさとは違います。
何かやり遂げた達成感の後の虚脱感とも違います。
あっという間に歳をとってしまった切なさとも少し違うような・・・。
どうやらこれはありえないタイムトラベルから来る大人にしかわからない感情のようです。
月並みですが、旧友と打ち解けた瞬間から時間が逆戻りし、「あの頃」に帰ります。
風体こそ変わっているのですが目の前にいるのは仲のよかったミッちゃんです。
包んでいる空気は2年3組なのです。
脳が視覚を超えて記憶のイメージで満たされ一種の催眠状態になります。
人の神経系は現実の体験とイマジネーションの世界を区別できないようです。
損得勘定のなかった子供の頃の友人は大人の脳内を一瞬でピュアにします。
憧れだったあのマドンナも会った瞬間は「あれまー!」と思ったりするのですが、心の中では視覚を越えてやっぱりあのかわいかったマドンナを描きドキドキしています。
この空間だけはタイムマシンに乗ってきた自分たちにしかわからない世界が広がっていきます。
そのため翌日になると「2度と戻れるはずがない」という空しい感情が沸いてきます。
会うだけで理屈抜きに楽しい、ただいるだけでもワクワクできるのは子供時代の特権です。
この特権を大人になっても持ち続けたいものですね。
老化を遅らせ、若さを保つのはワクワクすることを毎日のように継続することです。
10年くらい前に戻るタイムマシンにはすぐ乗り込めるはずです。